絶望的最終幻想
□‡サクラチル‡
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「ッ?!!」
『お?気づいたか?』
感触があったのか、気配を感じたのか…オレにはわからないけど、スコールがビクリと体を固めたのは見ていて、ずーっと、悪意の無い放置プレイを味わってるオレ的には嬉しかった。
「サ、サイファー?…今、何かしたのか?」
『キス、したんだぜ?お姫様』
「…き、きすとかしてないだろうな?」
『お!さすが伝説のSEED様は感が鋭いな!』
「〜〜〜///っ」
赤くなった顔を隠すように、俯いたスコールは照れ隠しなのか…少し乱暴な足取りで自分のデスクへとついた。
(まったく…可愛いやつだな♪)
まったく…
本当に…
……お前は、生きてる時と変わらないな…。
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