絶望的最終幻想
□mission
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「…おい」
それは、ある真夏の昼下がりのこと…。
長い遠征任務からクッタクタになって帰ったオレを出迎えたのは、可愛い花売りのあの子の可憐な笑顔でも、初々しくはにかんだ後輩兼友達の姿でもなく……
「…おい、そこの黒ウニ頭の馬鹿犬!!」
怖〜〜い顔した超絶美形な上司の不機嫌丸出しな美声だった…。
「げっ!!なんで出迎えがオッサンなんだよお〜!やっと3週間ぶりに可愛いクラウドの笑顔に逢えるって楽しみにしてたのにぃー…」
「…何か言ったか?」
「イエ、ナンデモアリマセンιってか正宗投げんの止めてっ!本気で死んだらどうすんの!!」
「…フン。子犬の一匹や二匹程度問題あるまい」
(いやいや…それって常識的にどーよ?ιιι)
って、ツッコミは命懸けになりそうなんで辞めておいたけど…マヂですぐに正宗投げたりすんのは辞めて欲しい限り!
……まぁ、この神羅の誇る英雄様には、そんな道徳的常識を求めても無意味か…な。(ガックリ)
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