02/08の日記

18:15
春香「Pさんって彼女いなさそうだよね〜」続
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真「そ、そうだよ、大体貴音じゃないけど、僕だってプロデューサーと一緒に遊園地行ったんだからな!」

貴音「なんと」

真「ま、まあ、なんていうの? プロデューサーが彼女がいなくて一人じゃ行けないっていうから仕方なく?」

雪歩「真ちゃんのカバン」ボソ

響「? これか? なんか飛び出てるぞ……『コレで完璧LoveLoveデート☆INマジカルランド』?」


真「     」


亜美「ほほう……彼氏のハートをがっちりゲット? 最強定番コースはコレだ?」

伊織「マーカーと付箋がびっしり……しかも相当読みこんでるわね。傷んでるじゃない……」


真「     」


雪歩「チョーカー」ボソ

やよい「? ハートですねー。でも半分こに壊れてますー」

伊織「コレでしょ、折り目ついてたわ……運命のハートチョーカー。センスの欠片もないネーミングね」

美希「それ、カップルで買うと結ばれるって話題のやつなの……ハニ、じゃなくてプロデューサーも車に飾ってるの」

真「え、そうなの? いやー、あはは……知らなかったなー可愛かったから買ったんだけどなー。全然知らなかったなー」


美希「嘘なの!」バン!

美希「真クンがハニーを騙して買わせたの! ハニーに聞いたら何も知らなかったから、そうに決まってるの!」

真「え、ち、違うよ……」

律子「ちょ、ちょっと美希、落ち着きなさい……」

春香「ていうか……」

あずさ「ハニー、って誰かしら〜?」



美希「あ……」シマッタ


律子「はあ……みんなの前ではやめなさいって言ったのに……もう観念したら?」

千早「……ごめんなさい。私も知ってたわ」

美希「え?」

千早「この前……仕事のあとプロデューサーに会いに……もちろん仕事のことでね。それで事務所から美希の声が聞こえて……」






美希「ハニー! 二人っきりだね!」

P「そうだな……とりあえず離れてくれないか?」

美希「や! 最近みんなが居て充電が足りないの! だから、今から3時間、たーっぷりハニーに甘えるの!」

P「おいおい……」

美希「それとも……急速充電する? ミキはいつでもオッケーだよ……?」

P「っておい! 上着を脱ぐんじゃない!」

美希「やん☆ ハニーったら積極的なの〜」






千早「その後、私が入って行ったら普通にしてたから……何かのお芝居の練習かと思ってたけど……」

美希「……っ」////

伊織「ふ〜ん。あんた、二人っきりの時はデレデレなんだ〜。にひひっ。なんだかんだであのバカのこと気に入ってんのね〜」

あずさ「あらあら〜。伊織ちゃんも人のこと言えないんじゃな〜い?」

伊織「何よあずさ、私は別にやましいことなんてないわよ。みんなあの甲斐性なしにデレデレしちゃって、バッカみたい!」

あずさ「あら、そ〜う? 私ね〜この前こんなの見たのよ〜」






ガチャ

伊織「ふー、疲れた疲れた。売れっ子も楽じゃないわ」

P「お疲れ様。今日は個別のレッスンだったんだろ? ほら、飲み物」

伊織「あら気が利くじゃない……。よいしょっと」ストン

P「い、伊織? どうして俺の膝に乗るんだ?」

伊織「あ、あらアンタ座ってたの? 存在感なくて気が付かなかったわ」

P「いやいや、お前今思いっきりありがとうって飲み物受け取ったろ……いいから下りてくれ」

伊織「い、いやよ。私がどこに座ろうと、私の勝手でしょ」

P「おい頼むよ」

伊織「はー、それにしても疲れたわねー。誰か肩でも揉んでくれないかしらねー」

P「……はいはい。こんなもんでいいか?」

伊織「にひひっ、なかなか気の利く椅子じゃない」



P「こんなとこでいいか? さあ、そろそろ下りてくれ」


伊織「まだ」

P「?」

伊織「まだ、頭のマッサージ、すんでない……」

P「あ、ああ……こんなもんでいいか」ポンポン

伊織「叩いてんじゃないわよ/// も、もっとその、やよいにするみたいに……」

P「はは……これでいいか?」ナデナデ

伊織「あ……うん///」






あずさ「その後ずーっと、30分はそうしてたわ〜」

伊織「ちょ、ちょっと! なんであずさが知ってんのよ! つくり話よつくり話! この伊織ちゃんがそんな、子どもみたいな、ぽんぽん、とかなでなで、とかされるわけないでしょ!」

あずさ「伊織ちゃ〜ん、その時小鳥さん寝てたでしょ〜?」

伊織「え……もしかして」

あずさ「小鳥さんの席で毛布にくるまって寝てたの、わたしよ〜」


伊織「      」


あずさ「レッスンで疲れたから小鳥さんの席で寝かせてもらったの〜」


やよい「伊織ちゃん、甘えん坊さんだねー!」

伊織「う、うるさい! これは、その、そう、なんかの間違いよ!」

やよい「伊織ちゃん、わたしもね、よくお仕事頑張った時にプロデューサーによく頑張ったね、ってぎゅー、なでなでってしてもらうの! 一緒だね〜。えへへ〜」

伊織(ぎゅー! そういうのもあるのね!)


伊織「お、覚えておくわ……」

やよい「? 何を覚えておくの?」



春香「へ、へ〜。二人とも結構プロデューサーさんと仲いいんだね。ま、まあ、でも、お兄さんみたいなもんだから気軽に接することができるんだよね」


伊織「……春香だってそうでしょ」

春香「へ? 私? やだな〜、私は別に」

伊織「春香、アイツの前に行くと必ず転ぶわよね」

春香「そ、それは……私って鈍いから……へへ、偶然だよ。偶然!」

伊織「毎回、アイツに向かって、ちょうど胸に顔をうずめるように転ぶのが?」

美希「しかも必ずといっていいほどヒラヒラのスカートなの!」

春香「え、そ、それも偶然じゃないかな〜」


やよい「ねーね、亜美、どういうこと?」

亜美「やよいっち、つまりはるるんは兄ちゃんの前でわざとコケてるんだよ」

やよい「え? なんで? 春香さん怪我しちゃうよー?」

真美「可愛く見せようとしてるんだよ……そしてヒラヒラスカートでパンツをチラって兄ちゃんの視線ゲット! 乙女ですなぁ〜」

春香「や、やーだ! 亜美も真美も! 違うったら〜!」


やよい「あ! そういうの知ってます! わざと可愛く見せようとする、そういうの『あざとい』って言うんですよね! 春香さんあざといです!」


春香「      」


「プッ…ククク…」「クスクス…」「フフフ…」


律子「や、やよい……あざといはいい言葉じゃないのよ」

やよい「え? そうなんですか? あ、ごめんなさい。春香さん……私知らなくて……」

春香「べ、別にいいよ。でも別にプロデューサーさんにかわいいって思われようとかしてないから! 全然タイプじゃないから!」


響「ふーん? じゃあ春香はどんなタイプが好きなんだ?」

春香「え! えーと、ほら、あの、あれ。いるじゃない。その」

千早(今考えてるのね……)


春香「じゅ、ジュピター! とか?」

貴音「ジュピターは3人組ですが……」

春香「えーと、ほら、あれよ! あの真ん中の、あまがせ……天ヶ瀬とうや君! かっこいいよね〜」

美希「とうま。なの」

春香「……」


春香「えっと、まあ。その、なんていうか、ハハハ……」


雪歩「でも、わかりますぅ! プロデューサーよりいいですよね!」

春香「え、う、うん! そうだよ!(雪歩! ありがとう!)」

雪歩(プロデューサーを好きって認めさせたらだめですぅ)



真「……雪歩ってさ。収録の時プロデューサーと二人で抜け出すことあるよね」

雪歩「!(真ちゃん……さっきの仕返し?)」


響「そういえば……でもすぐに戻ってくるさー」

亜美「あー、あるねー。大体ゆきぴょんが男の人とか動物とか、怖いですぅ〜って言って」

真美「プロデューサーに泣きついて」

伊織「スタジオを出て数分で戻ってくる……」

美希「ミキも気になってたの」

雪歩「え、あれは、そのぅ……」

あずさ「なにしてるのかしら〜? まさか、キス、な〜んてしてたりして〜」

貴音「なんと!」


雪歩「ち、ち、ち、ちがいますぅ! そんなことしてません!」

あずさ「じゃあ何してるのかしら〜?」

雪歩「それは……」


「雪歩」「ゆきぴょん!」「雪歩!」


雪歩「や、やっぱり言えません! プロデューサーと私“だけ”の! “二人だけ”の! 秘密なんですぅ!」


(しぶといな……)(さりげなく強調したわね……)


やよい「うっうー! わかりました! 雪歩さんもぎゅーってしてもらってるんですねー!」

雪歩「え! そ、そんなそんな事されたら……私……私……指切りが精一杯なのに」


(大したことなかったの)(雪歩ならそんなもんだと思ったぞ)



prrrrrrrr♪


真美「あ、メールだ」

亜美「だれー?」

真美「んー、ガッコの友達ー」ポチポチ


真美「よっと」シマオウトスルヨ

あずさ「あらあら〜」スッ


カシャーン


真美「わっ! あずさ姉ちゃん! 急に手ぇ伸ばさないでよー。携帯落っこちちゃったじゃん……」

あずさ「ごめんね真美ちゃん〜。おせんべいとろうと思って〜」

真美(あれ? ってことは携帯は今……)

美希「よいしょ」

真美「わああああああああああああああああああああ!!!! 見ないで! 見ないで! 見ないでよぉおおおおおおお!!!」


美希「何が? あ……待ち受け画面……ハニーとのツーショットなの」

伊織「あら、よく撮れてるじゃない」ヒョイ

春香(私でさえ隠し撮りなのに……)

千早(カメラ付きの携帯にしたほうがいいのかしら……)マジマジ


真美「やだああああああっ! 返してよぉお!!」


やよい「わー! いいないいなー! 真美、あとでプロデューサーの写真私にも送って?」ハイドウゾ

貴音「真美……とても良い表情をしています」ヒビキ、ドウゾ

響「腕組んでる! やっぱりセクハラプロデューサーさー」ハイユキホ

雪歩「プロデューサー、ちょっと照れてます」マコトチャン

真「本当だ。女の子に寄られるとすぐこうなるんだから」リツコ


真美「ちょっと! 何みんなでまわしてるのさ! やめてってば!」


律子「あら、いい表情。これ宣材になるんじゃない」アズササン

あずさ「あら〜とってもかわいいわ〜」


真美「もう返してよ! ……ひどいよ。あずさ姉ちゃんのせいだよ!」

あずさ「ごめんなさいね〜、悪気はなかったのよ〜」

亜美「まあまあ、あずさ姉ちゃんもわざとじゃないんだから許してあげようよ」

真美「うぅ……」

亜美「にしても顔をこんなに真っ赤にさせるなんて、真美も乙女ですなあ。うりうり〜」

真美「ちょっと! やだってば!」

律子「こ〜ら。やめなさい亜美。あんただってプロデューサー殿からもらったストラップ大事にしてるじゃない」

亜美「うあうあー! 律ちゃんなんでいっちゃうのさ!」

律子「これは他のと混ざったらいやだから、ってそのジャラジャラした携帯につけないで別にしてるのよねー」

亜美「ちょっと! やめてよー!」

律子「真美をからかったりした罰よ。もうやめなさい。真美も、いつまでもふてくされてないの」


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