Novel
□小瓶に積めた雪と
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白は色の中でも一番好き。
黒はどんな色にも勝つ、濃く強い色だけど
白は黒には負けない純粋さ、冷たさ。それに黒は光の温かさを吸収する。僕は信じる。実際、黒といえば白と対してるんだから。
きっと僕はこのまま白を愛しく思い、何時か心のまま果ててゆくのだろう。
そう思いながら窓から身を乗り出し、何時までも耐えない、降り注ぐ真っ白で冷たい雪を調度飲み干した小さなサイズの炭酸飲料に冷えた結晶を積め、窓を閉めた。
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