05/09の日記

23:19
眼鏡とやまなしおちなしいみなし( 山いつSS)
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そっとベッドに押し倒されて、ぽすんと頭が枕に埋まる。

「ん、ふ……」

迎え入れるように相手の頭を引き寄せれば、そのまま唇を合わせられる。始めは啄み触れ合うだけのものから、徐々に深く、交わるように。

貪るようなキスに夢中になって応えていると、角度を変える度カチリ、と鼻先に当たる物に水を差されむぅと眉を寄せる。

「っは、ぁ…、めがね、じゃま」

いったん距離をとって相手の鼻先から眼鏡を抜き取り、唇を繋ぐ銀糸すら切れる前に再び深く合わせ直す。

弛緩した指先から眼鏡が滑り落ち、ベッドの床下でカシャンと音を立てたが、もう互いに溺れる二人の耳には届かなかった。






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これ山いつのつもりで書いてたんだけど名前とか一人称とか入れないようにしてたら途中でつり球のユキ夏にも変換可能なことに気付いた。

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