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□実行するな!
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深夜も2持半を回った頃。
そんな非常識な時間に、ノックされたきり沈黙したドア。

厭な予感を感じながら、俺は玄関口へ向かった。





今から思えば、あの時ドアを開けなければ良かったのだ。

まぁ、それが出来れば俺も苦労はしないのだが。


ドアを開ければはたしてそこには、


「どうも、お久し振りです、石動さん」


「…影崎」

相変わらず個性の見当たらないダークスーツの男が立っていた。
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