Harry Potter
□雪色の幻想。
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長い休暇が終わった。
僕は相変わらず暗い牢屋に向かう。
しかし、気持ちは淀んだものではなく、むしろ幸せで晴れ渡っていた。
彼に会える。
それだけが僕の何よりの楽しみであり幸せ。
休暇中は罰則も授業もない。
スリザリンでもなきゃ彼にわざわざ会うこともない。
スリザリンですら、彼を避ける者は多い。
だって彼は嫌われ者。
僕だけが、彼を愛している。
だから少しでも、彼も僕を好きになってくれないかな。
セブルスは、僕の物になればいい。