仁王短編
□8000hit!
1ページ/4ページ
「ん…」
朝、目を覚ますと上半身を起こして延びをする
まだ覚醒しきれていない頭で、ぼーっとしながら時計を見た
「8時…」
欠伸をして、目を擦りもう一度時計を見る
「え?!うそ…8時?!」
風呂から慌てて出て急いで支度をする
「どうしよう…。全然間に合わない」
前の日の夜に選んでおいた服を着ると、洗面所へ行き顔を洗って髪を急いで整える
「行ってきます!」
鞄を肩に掛けて家を出る
彼との待ち合わせ場所である駅前に急いで向かう
「怒ってるかな?…怒ってるかも。どうしよう。久しぶりのデートなのに…」
彼は、立海大附属中のテニス部レギュラーのため土日もなかなか休みがなくあまりデートなんかできない
今日は休みだと彼から聞いて楽しみにしていたのに、昨日の夜はデートが凄く久々でドキドキしてなかなか寝付けなかった
その結果、目覚ましをかけていたのに全く気付かなくて一時間も寝坊してしまった
待ち合わせ時間は、午前8時
私が起きたのが午前8時で家から待ち合わせ場所まで歩いて約20分、走ったら約10分
それに支度していた時間を合わせるとかなりの遅刻になる
.