hope to leads a person.

□真実を知る者達
1ページ/4ページ






「なんですか?」
「辰さんの修業見なくていいんスか?」


綾平は、自分の部屋に仁王を除いた辰を知る者達を集めた


「話す時期やって言われてなぁ」
「誰にや?」
「猫にや」
「はぁ?!頭可笑しいんとちゃいます?」
「可笑しないわ!?」

「まぁ…知らへんからしゃーないやろ」
「どういう事っスか?」

綾平と白石以外は、白石の言った言葉の理由がわからなくて眉を寄せた


「猫っちゅーのは、サラ達の両親が可愛がってた"黒猫"や」
「黒猫…」
「見た事ないCー」
「滅多に姿を現さへんからなぁ」

「で、その"黒猫"が喋るっちゅー事ですか?」
「ちょっと違うわ」
「なんて言えばええんやろなぁ…」
「せや!テレパシーや!」
「テレパシー?」

「実際、喋ったりはせんくてな。伝えたい事を相手の心に伝える言うたらええんやろか?」
「原理は、俺等と同じや。光が鳥と話せるように、その"黒猫"も人間と話せるって考えた方がええ」
「でも、なんでその"黒猫"は人間と話せるんですか?」


「その話しはな、今から話す事と繋がりがあるんや」








.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ