hope to leads a person.
□強力な味方
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「サラです。お話があって来ました」
サラは、綾平の親が居る医務室を訪れていた
「開いていますよ」
「失礼します」
ガチャッ―…
「申し訳ありませんが、只今取り込んでおりますので椅子に座って少しお待ち下さい」
綾平の父親である凌は、薬剤を作っているようで薬草を混ぜて擦り潰していた
サラは、凌に言われたように椅子に座って終わるのを待った
ガチャッ―…
暫く、凌の作業が終わるのを見ていると医務室の扉が開いた
「あら…。あなた、姫様待たせて何してはるんです!?」
医務室へと入って来たのは、綾平の母親であり凌の妻の綾花だった
サラを見付けると、作業をする凌に失礼だと怒った
「あ…私は大丈夫ですよ。綾花さん」
「堪忍ね、だいぶ待たせてしもうてるんやない?」
「いえ、そんな事ありませんよ」
「ああなると話し掛けても全く返事せんから…」
「親子は似るものですね」
「変な所似んでええんやけどね」
「そうですね」
サラと綾花は、凌と綾平の似ている部分を思い出してクスクスと笑った
「よし、出来た!出来たで!」
2人が楽しそうに笑っていると、凌が嬉しそうに2人を見た
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