hope to leads a person.

□神と呼ばれる者達
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「もう15になるだろう?そろそろ婚約を考えても良いんじゃないかい?

     サラ    」



数十もの国々を納める王国があった

それは、様々な国々の住人からは神と呼ばれている一族

王と王妃は、ご老人で後を継ぐ息子は他界していまった為に未だ王座に就いている


次の後継者にと考えているのは、その息子の子である孫のサラ

サラの他に、息子の子は2つ下のシンとその双子の砂夜がいる

王妃は、男であるシンを後継ぎにしようとはせず、一番お気に入りのサラを後継ぎにしたがっている


何故なら、性別が女と云う事以外は、容姿も性格も息子に似ているからだ

息子の事を忘れられない王妃は、今までずっとサラの事を特別扱いしてきた



「待って下さい、お婆様。それは、私に婿をとれと云う事ですか?」
「そうよ。婿には、申し分ない程の者達を用意したわ。あなたが気に入った人を選びなさい」

「後を継ぐのなら、私よりシンにすべきではないのですか?私が後を継いだとしても私は王妃となり、私の婿が王となります」

「いいえ。あなたが王となるのよ、サラ」





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