お得意の束縛に、嫉妬。私が他の男の子と話すだけで、彼は膨れてしまう。
「名無し、ゴミ付いてる」
「え?」
タミヤ君が私の肩に微かに触れて、指先に摘んだ綿ゴミを見せてくれた。
「ありがと」
「どーいたしまして」
優しいなぁ、と改めて思った。この間もカネダをいじめっこから助けてたっけ。それに、ちょっとだけかっこいいし…。
「駄目ぇタミヤ!」
はっ、とタミヤ君から視線を背ける。雷蔵が泣きそうな顔で走ってきていた。
「名無しにちょっかいかけないでっ」
「ちょっかいなんてかけてねぇよ!」
「名無しは私のものなんだからーっ。みんなは触っちゃ駄目!離れてぇ!!」
(別に雷蔵のものじゃないけど…いやな気分じゃないし、いっか)
甘い束縛
(大好きだものね、名無し)
(そうだね)
・・・・・・・・・・
アンケートのコメから
雷蔵の甘々ベタベタ^^
こんな話好きだから
また挑戦します><w20080515