B O O K

□甘い束縛
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お得意の束縛に、嫉妬。私が他の男の子と話すだけで、彼は膨れてしまう。



「名無し、ゴミ付いてる」
「え?」

タミヤ君が私の肩に微かに触れて、指先に摘んだ綿ゴミを見せてくれた。

「ありがと」
「どーいたしまして」

優しいなぁ、と改めて思った。この間もカネダをいじめっこから助けてたっけ。それに、ちょっとだけかっこいいし…。

「駄目ぇタミヤ!」

はっ、とタミヤ君から視線を背ける。雷蔵が泣きそうな顔で走ってきていた。

「名無しにちょっかいかけないでっ」
「ちょっかいなんてかけてねぇよ!」
「名無しは私のものなんだからーっ。みんなは触っちゃ駄目!離れてぇ!!」

(別に雷蔵のものじゃないけど…いやな気分じゃないし、いっか)



甘い束縛




(大好きだものね、名無し)
(そうだね)





・・・・・・・・・・


アンケートのコメから
雷蔵の甘々ベタベタ^^
こんな話好きだから
また挑戦します><w

20080515



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