B O O K

□手を握ってて
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ジャイボがゼラの事で悩んでいるそうです。




「―…それでさぁ、僕ね」

ジャイボ、女心が分かっていない。
ニコが私の体重の話をした時、雷蔵と一緒に「女心が分かってない」なんて言っていたくせに。
私はジャイボの事が好きなの!なんて絶対に言えっこない。

「名無しー?」

ふと手が握られた。
身体がビクリとして、離れそうになるとなお強く握られる。

「手、握ってて良いでしょ…?」

上目遣いな瞳と、熱い手。
私は自分の甘さに溜息をつく。好きな人の好きな人についての相談聞くなんて、どうかしてる。

「―良いよ」

心を見透かされぬよう、必死になって笑顔を作ると、ジャイボはほっとしたように微笑んだ。



手を握ってて




(恋って盲目だねぇ)
(え、何の事?)







・・・・・・・・・・

ゼラジャイ←ヒロイン
になってる。死
次こそはまともなの
書きます…っ!

20080421



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