03/08の日記

00:03
母子草(いつも思っています)
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「…でねぇ。隊長がねぇ」

向かいに座りケーキをパクつきながら。

隊長が
隊長が
隊長が

乱菊が話題に上げるのは銀髪の天才児の事ばかり。

どうして、こうも素直に

好き
好き
好き

って言えるのかしら?七緒は不思議で仕方がない。
まあ、好きって言っている訳ではないのだが。

好き

って聞こえるのだから仕方がない。

実際そうなのだろうから。

松本乱菊はこんな女性だったかしら?
前はもっとピリピリしていて、高嶺の花。そんな言葉が似合う人だったのに。

微笑ましい言うか、可愛いらしいと言うか。

「何〜?」

「いえ。ただ、乱菊さんって本当に日番谷隊長を



いつも思っています



って感じですね」
「…………」
「…え?」

何。
どうして、そこで赤面するのですか?
もしかして、バレバレな事に気が付いてない………

とか?


もう。
本当に
どうしよう。
この人可愛いすぎる。

乱菊を観察しながら、そう思った。

麗らかな午後の一時。




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