+紅色ドロップ+

□第二話
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「どちらにしろ、隊長が出てきたってのはヤバイだろ。おそらく今日のも親衛隊の仕業だろーな・・・」
親衛隊って・・・
俺らのクラスにもいたんだなぁ・・・


「てか、俺変態に口止めしに行かないと!!!」
「じゃー俺も行く。」
白鷹がスッと立ち上がり俺の隣に立つ。
「じゃー保健室で落ち合おうー僕かめさんの所で待ってるねー」
ほわーっとしながら(もとからだけど3倍増かも!?)保健室へと一人向かっていった。
「なんかこー嬉しそうだね」
「あー『かめさん』=環宮の彼氏だからな。」
かめさん=こーの彼氏かぁ。
「じゃぁ名前は亀の字がつくな。」
「!?・・・よくお前わかったなー。名前は赤城 鼈甲(アカギ ベッコウ)」
べっこう・・・変わった名前だなー。
「じゃー行くぞ。馬鹿の所・・・巣窟なんか行きたくもないが、お前一人は可哀想だ。むしろ心配。」
すっごく心配そうな顔されると反抗できない・・・
「ほら行くぞ。嫌な事はさっさと済ませたい。」
「え・・・おぃ!!」


グィッと腕をひっぱられてズリズリと引かれながら進んでいき、つれてこられたのは魔の巣窟・・・
生徒会室。うわー来ちゃったよ。
「・・・失礼します。」
ガチャリと開け、白鷹が最初に入っていく。
「誰だよ??」
入って最初に目に付いたのはデカィ机の前にいる変体。
「オィ変態。」
「ユー??・・・お前俺のために来てくれた・・・「誰がお前のために来るかボケエェェェエ!!!!!」
近寄ってきた変態を足蹴りし白鷹の後ろに隠れる。
「死ね!!!地獄で果ててしまえ!!!消えてしまえー!!!!!」
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