自己満足小説..
□ギャラクシー・スター―墜落女神―
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「…恋人が死んで悲しいのは解るわ、でも……しっかりしなさい!!ステラ・メイ!」
シェリルの厳しい声と
激しいけれど、決して愛を忘れていない平手打ちが
とんだ。
「う……っ!??」
つい座ってしまって
何が起こったか分からないといったふうに頬を押さえ、目を丸くしているステラ。
「あんたは銀河の女神、ステラ・メイなのよ??あんたがギャラクシーを守らなくてどうすんの?もっとしっかりなさい!!」
「……シェリルさん…」
「ったく、甘えてんじゃないわよ」
そういってステラに背を向けたシェリル。
言い種は憎たらしそうだけれど、言い方はどこか哀しげで、
「あたしに出来るなら、あたしがやるわよ。やりたいくらいよ。でも、歌で銀河を救うなんてことあんたにしか出来ないじゃない!!」
はっとしたステラ。
しばらくして
「シェリルさん…」
後ろを振り向いたシェリルはステラの火のついた目を見た。
「私、行ってきます。」
シェリルは哀しげながらも口元に笑みを浮かべ、
「頑張りなさい!!」
とステラの背中をぽんっと叩いた。