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□大好きな君へ
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大好きな君へ
ねぇ 僕が君にしてあげられる事なんて、きっとこれっぽっちも無いだろう。
ねぇ 僕が君にあげられる物なんて、きっと数える位も無いだろう。
でもね
もし君が泣いているのなら、僕も一緒に泣くよ。
もし君が悩んでいるのなら、僕も一緒に悩むよ。
もし君が傷付き苦しんでいるのなら、僕も一緒に苦しむよ。
だから
ねぇ 君。
そんな悲しい瞳で明日を捨てようとしないで。
そんな涙の枯れた瞳で世界を捨てようとしないで。
僕は特別大した事も言えないかも知れない。
僕は特別君の痛みが解る訳でも無い。
でもね
僕は君の傍に居る事位は出来るよ。
何も無い僕だけど、これだけは胸を張って言えるんだ。
だから、ねぇ 君。
どうか
どうか。ほんの少しだけ、君の隣は空けておいて欲しいんだ。
僕が隣に座れる様に
何時か二人で笑える様に。