短き世界
□最初の婚約者は!?
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さて、ここからは何故か俺…戒人視線でおうくりします。
なんだかんだで、フェイトと食事の約束した、俺は今六課の駐車場で車を出そうと準備をしていた。
ちなみにこの車は、こちらの世界に来てから、買ったもので、まだあまり乗ってはいないのだ。
エンジンをかけ、車を出し、駐車場からさっさと出る。
そして、待ち合わせの場所でフェイトを待つ。
…暇だな。
ふっと…空を見上げると、小さく光る星々と黒い空に光る真ん丸なお月様ってか。
遅い…遅いぞ、フェイト。
かれこれ二時間近く待ってるぞ。そして先程から、通行人、通行車の奴等から、同情又は哀れみを含んだ眼で見られたし、ケバい女が近付いて来るし、警察に不審者扱いされるは、酷い目に会い過ぎだ。
もう…いじけて帰ろうかなと思った矢先に。
「すいません」
はい?
「そこ退いてください」
はぁ?
「彼女との待ち合わせ場所なんで…」
俺もだよ。
「…そうですか」
あぁ…そうだ。
で結局俺は退かずに、俺と同じ境遇にある奴は後ろに停めた。