La novella che si fu aspettata
□愛しき人よ
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冷たい風が私を追い越す。
何故そんなに急ぐのか、私は理由なんて知らないし、知りたいとも思わない
だけど、この風は好き
全てを綺麗に流しきってくれる気がするから
叶うならば、貴方とであったあの日も綺麗に流してくれれば良いのに
そう思いながらも、
貴方が好き
そうとも思うのは何故だろう
この矛盾は、きっと・・・・
「久秀様・・・」
初めて貴方に会って。感じたのは恐怖
怖い。側に居るだけで窒息してしまいそうになる。息が、出来ない
でも、貴方が私を求めてくださるならば、私はいつでも全てを捧げる
そう、決めていた
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