Novel[Digimon]
□もっとふたりで
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「太一先パイ何やってんだろ。」
………俺は即行動派である。
「母さん!サッカークラブの連絡網取って!」
「え、これ?はい。」
「さんきゅ!えっと……×××-…」
「そんなに急いで誰に電話してんのよアンタ。」
姉ちゃんの声は無視した。
俺は即行動派である。
だからジッとしてることなんて不可能なんだ。
太一先パイに電話するなんて緊張するけど、俺にはただ黙って先パイを気にして終わるほうが嫌なんだ。
だって好きだから。
誰よりも、一緒にいたいから。