Novel[Digimon]
□もっとふたりで
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ヤバい太一先パイが出てくる。用事とかないぞ!自分から電話しといてどうすればいいんだ?!
『おー大輔、どうした』
「げ、たたた太一先パイ!!!」
『"げ"って何だよ。』
「いや、すいません…」
『んで?なんか用事あんだろ。なんだよ』
「あ……えっと…」
『何だよ、はっきり言えよ。』
「そ…そのですね……」
どうしよう。
何も話題が見つからない。男たるもの、「寂しいから電話しました」なんて言えるわけもない。
『おまえ、グズグズしてると切るぞ電話。』
「いいい嫌っす!!あ…あのそれg「大輔何してんのー!!?」
「チ…チビモン!お前今まで寝てたんじゃ…」
「もう目さめちゃった!!誰と電話してんの?もしもーし!」
「……おう、チビモン」
「あ、たいちぃ!久しぶりだねっ!!」
「ああ。なあチビモン、今はちょっと大輔に変わってくれるか?」
「うん分かったあ!はい大輔!!」
「あ……どうも…」
『大輔………』
「は、はい…」
先パイ絶対怒ってる。
もう駄目だ…
やっぱ、なんも考えずに行動するもんじゃねえよな……
『なあ大輔。今から会えねえか?』
「…………え!?」
『会って話そう。俺、話したいことある。』