NL小説
□桜咲ク頃
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4年前の今頃、俺はアイツと別れた。
桜の咲く、あの春の日に────
「桜、か・・・・」
「なんか言ったか?」
「別に、ただ『死ね、土方コノヤロー』って言ってだけでさぁ」
「総悟てめぇ…!!!……あ、」
「珍しい事もあるんですねぃ……どうしたんですかぃ?」
「んでもねぇよ……早く行くぞ、近藤さん心配すんぞ」
「へーい」
何故だろう、桜を見ると
思い出すのはただ一人……
アイツの事ばかり思い出す。
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