Buried

□憎き人
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憎き人




ザーザー……‥‥

ボグワーツに希にみる大雨が降る

ジェームズ「これはすごいねぇ〜絶対洪水とかでまた被害にあうんだろうね。」

横にいる男。

ジェームズ・ポッター


僕の嫌いな奴だ。

何故、貴様は僕の横にいる?


ジェームズ「雷が落ちて停電ってやつになったらマグル達はすごく困るんだって…。」

セブルス「僕たちは困らない。」

ジェームズ「それは僕たちが魔法が使えるからさ…
マグルは道具に頼らないと生きていけない。懐中電灯ってやつとかでないと光が
だせないらしい。」

セブルス「…マグルなんて死んでしまえ。」

ボソリ…‥

ジェームズには聞こえないように言った

ジェームズ「真っ暗で洪水になったら…


ザーザー……‥‥


横の男はまだマグルについて語っている

何故、貴様は横にいる?


ザーザーゴロゴロ‥ガッシャーン‥…

キャァァァー!!!!!


静かだった図書室には雷が落ち…
光はあるものの夕方で薄暗い。

少女達の声がキャアキャァ五月蠅い。。。


ジェームズ「あっちゃ〜こりゃマグルの世界でも落ちてるね。
…今、僕の両親マグルの世界で暮らしてるんだけど大丈夫かなぁ…?」

さっきまで生き生きしていたポッターの顔が急に青ざめる


何故そこまで心配するのんだ?

両親…‥

僕の両親も…

というか奴らは僕をのけものにしたんだ。

自分たちが魔法が使えないからって…‥

気持ち悪いものをみるような目で僕を見たんだ。

ゴロゴロ…‥ピカッ

キャァァァアーー!!!!

セブルス「あいつらなんか死んでしまえばいい。」

ジェームズ「ぅえ?なんてセブルス、よく聞こえ「キャー!!!」


どうやら図書室にいる少女少年が叫び騒ぎだしているのでポッターには聞こえなかった。


ザーザー……‥‥

あぁ、この雨で昔のことが全て洗い流せたら…‥

僕が魔法使いでなかったら……‥‥








僕の両親は死ねずにすんだのに。

周りから攻められずに生きて…

生きていたのに………‥


ジェームズ「セブルス!どうしたんだい?」

ぇ………‥

ジェームズ「雷が怖いのかい?大丈夫だよ、僕がいるから。」



だ い じ ょ う ぶ。

セブルス「な、なんでもない。ただ嫌なことを思いだしただけだっ!」


急いで流れた暖かい涙を拭く

葬式のときでも流れなかったのに。

何故こんな男の一言でこんなにも


こんなにも







暖かい気持ちになるのだろう。

セブルス「それよりあそこの下級生が見ている。もう少し離れろ///」

ふいに抱き寄せられた

なんでだろう

何故?

こんなにも落ち着くのは……‥

ジェームズ「嫌なことを思い出したのだんだろう?セブルスには僕がいるから…
だから泣かないで…」



そういって

僕たちは電気が消された薄暗い図書室で


キスをした………‥


どうか神様

この人だけは消さないで…

この人だけは…


おわり

夢でみたシリアス。
こんなの夢で見て起床したので寝起き悪さMAXでした。
でもちょっぴり共感出来る夢。
セブルス的には災害で自分の憎い人達がいなくなればいい。そう思う憎い気持ちと裏腹に
ジェームズだけは生きていてほしい。そう思うんでしょうね…

珍しく紳士的なジェームズ。
彼らにはまだ闇の陣営のことはわかってません。
でも…なんとなく予感してる。という設定でした。(設定細かい;)
 

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